中国商務省は「2019年EC業界報告」を公開した。中国国内と越境を含めたEC市場の市場規模や各カテゴリーの成長スピードなどについての詳しい情報を開示したのだ。チャイトピ!は今回この報告を一部抜粋して、最新データで中国EC現状を紹介する。

国内EC市場

▲2011~2019年中国EC(全体)取引額推移

2019年中国ECの取引総額(B2B、B2C、C2C含め)は34.81兆元で前年比6.7%増加した。そのうち企業を取引相手とするB2Bの取引額は20.46兆元で前年比1.5%微増した。個人を取引対象とするB2C、C2Cの合計取引額は13.3兆元で前年比15.5%増加した。中国EC市場が発展を見せる中、市場自体が頭打ちになりつつあるのが見て取れる。

▲2011~2019年中国EC(B2C)の売上推移

B2Cの売上は10.63%兆元で前年比16.5%増加、そのうち有形商品の売上は8.25兆元で前年比19.5%増加。社会消費財小売総額の20.7%を占める。
「アリババ」など主要なECプラットフォーム上の総店舗数は1946.9万店で前年比3.4%増加している。
また、中国ECのユーザー規模は7.1億人で前年より1億人増えた。

▲商品カテゴリー別の売上(B2C)成長率と全体を占める割合

商品カテゴリーから見ると、衣類、日用品、家電の売上がトップ3に並ぶ。有形商品売上を占める割合はそれぞれ24.5%、15.3%、12.4%である。また、成長率からみると化粧品、酒・タバコ、医薬品、家具が30%を超えており成長が著しい。

越境EC市場

▲2015~2019年中国越境ECによる輸入額推移

2019年中国越境EC(輸入、輸出含める)の取引額は1862.1億元で前年比38.3%も増加した。そのうち、輸入額は918.1億元で前年比16.8%増加、輸出額は944億元で前年比68.2%増加した。

▲国別の越境ECによる輸入割合

輸入対象国を見ると、日本が全体の20.8%を占め最も多い。アメリカと韓国は16%と10.7%でそれぞれ2位3位に並んだ。

▲越境ECによる輸入品のカテゴリー別の割合

輸入商品のカテゴリー別を見ると、化粧品が全体の34.6%を占め最も多い。次いで食品が27.1%を占め2位である。また、化粧品の輸入額は前年比46%増加で成長の著しさが際立つ。

ソース:商务部:2019电子商务报告

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