今回チャイトピ!は新たな消費の主役として期待されている中国Z世代(1995~2009年生まれ)に該当する、20代前半の中国人女性3人に消費関連のインタビューを行った。

3人ともそれぞれお金の使い方も趣味も様々だった。

お金を費やしている趣味

それぞれのお金を費やす趣味は異なった。1人は好きな声優さんがおり、その人の生配信での投げ銭やプレゼント、サイン入りグッズの購入にお金を費やしていた。

もう1人は最近中国で話題のブラインドボックス集めに熱中しており、もう1人はカバンなどの高価なものを数ヶ月、貯金を貯めて購入するのが趣味だった。

1ヶ月の趣味に費やす金額は約400元(約6000円)〜約3000元(約48000円)と差は大きい。

ECサイトの利用方法

趣味はそれぞれ違えど、3人に共通しているのが頻繁にネットショッピングを利用していることだった。共通して化粧品はネットの代理購入を利用して購入していた。本店で購入するより安く手に入るそうだ。

小さいパーツなどの小物系も、値段や便利さの面からネットでまとめて購入することが多い。

服などのサイズ感や生地が気になるものはそれぞれ購入方法が異なり、1人は、化粧品などと違い肌に触れて影響があることが極めて少ないという理由から、オンラインショップを利用しており、ある人は直接試着したり生地感を見るため、ネットではなくリアル店舗を利用していた。

その場所まで行かないといけないが、直接触れて試着できるリアル店舗と、直接試したりすることはできないが、ネット端末1つで様々なブランドをどこにいても見たり購入できるネットショッピングの利便性をうまく利用して消費活動を行っていた。

SNSの利用

日本の若者と同じく、インタビューを行った3人もSNSを情報を得るためのツールとして活用していた。

ニュースなども、weibo(中国SNS)やビリビリ(中国版ニコニコ動画.)、知乎(質問サイト)といったSNSで見ているのだ。話題に上がっているトレンドやランキングから気になるエンタメ、時事ニュースなどの情報を得ている。

そして商品を購入する際日本の若者がInstagramやTwitterを参考にするのと同様に3人も、weibo(中国版Twitter)やRED(小红书・中国版Instagram)などのSNSを参考にしていた。化粧品や洋服を始め、メイク方法やグルメ情報、ダイエット方法までもそれらのSNSから情報を得ているのだ。

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