中国国家市場監督管理総局が近日、ライブコマースプラットフォームに行政指導し、6つの提案を行った。

  • ライブコマース経済の持続的かつ健全で高品質な発展のために強固な基盤の構築
  • 製品品質法、標準化法、消費者権利保護法、eコマース法など、法の遵守とコンプライアンス意識の強化
  • ライブコマースサービスを提供するプラットフォームは製品の品質管理と検査を実施し、問題のある製品とライバーに対して直ちに措置をとるべき
  • 「高品質の生配信」作成に努め、内部製品品質管理強化の規則と規制を確立
  • 「グリーンルート(特例措置ルート)」を確立。消費者の苦情に迅速に対応
  • 製品の品質監督作業を改善するために関連する政府部門と積極的に協力

ITの発展により生配信で商品を紹介する手法が一般的になったことによりEC市場は活性化し人々の生活はより豊かになったが、サービスにおいて、製品の品質の悪さ、誤った宣伝、アフターサービスの悪さ、消費者権利の保護など、課題も多く存在している。

2020年の中国ライブ配信に関する消費者のクレームは2万5500件にものぼり、そのうちライブコマースが8割を占め、前年より357%増加した。 中国政府はライブコマースの発展による消費促進を支援しながら、業界への監督強化も進めている。

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