中国検索エンジン最大手の百度は明日、香港証券取引所でIPOを予定している。上場により31億米ドルを調達する予定だ。
百度は2005年に米ナスダックで上場し、当時は米市場での海外企業のIPO初日の株価上昇率の記録を塗り替えた。しかし米中対立が激化し、米政府が現地上場の中国企業に対する規制を強化している現在、バイドゥが米市場での上場を廃止することも報道された。
2020年百度は中国国内市場シェアの72.7%を占める。広告事業収入に依存するリスクを引き下げるため、百度は近年AI開発に注力してきた。今年は電気自動車市場へも参入しており、長期的な価値が期待されている。