中国動画配信大手bilibili(ビリビリ・嗶哩嗶哩)が2021年第1四半期の決算を発表した。

収益は39億元(約662億2516万円)に達し前年比68%増で、市場の予想を大きく上回る結果となった。月間アクティブユーザーは2億2300万人に達し前年比30%増、有料会員は2050万人で前年比53%増だった。

会社の売上をゲームの代理販売に依存していた状況が改善され、付加価値サービスとEC事業が好調を見せた。

事業別で売上高を見ると、モバイルゲームが11億7070万元(約198億7900万円)で前年比2%増、付加価値サービスが14億9600万元(約220億円)で前年同期比89%増、広告収入が7億1470万元(約121億)で前年比234%増、eコマース及びその他事業が5億1920万元(約88億)で前年比230%増であった。

ビリビリの取締役会会長兼最高経営責任者である陳睿氏は、「第1四半期のアクティブユーザー数は2億2300万人に達し、前年同期の高水準をも上回る30%増加した。ユーザーの高い利用頻度と活動頻度を維持することにも成功しており、この四半期のユーザーの1日の平均使用時間は最大82分であった。 2021年3月29日に香港証券取引所への二次上場を無事に完了し、中国の資本市場に戻った。これにより、より幅広い優良な投資家を迎えることができた。」と述べている。

世界的な「動画化」という大波に乗り、大きな成長機会を手にしてきた動画業界。Bilibiliは「Z世代」の間でのブランドの影響力をさらに拡大させ、最も大きな動画コミュニティを目指す。

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