チャイトピでは、定期的に注目されている中国企業の業績を分析。
今回はIT企業を中心に、日本人ビジネスマンの間で知られる中国企業16社の決算をまとめた。(一般公開された決算資料を元に、チャイトピの考察を加えたもの)
アリババ
• 売上:2,057億元、前年比34%増
• 純利益:428億元、前年比8%減
• 年間アクティブユーザー:8.28億人。2021年3月31日から現在まで1,700万人増加
アリババは、売上は伸びたが、市場予想には届かず。
コア事業であるEコマースの成長が減速し、拼多多や京東、douyinなどがEC市場に参入したことによる、競争激化が影響している。
また、クラウドコンピューティング事業の売上は、29%増の161億元で、成長率も低下。さらに、中国政府から独占規制で巨額の罰金を課されたことも、Q2の純利益に影響しているだろう。
ただ、物流事業の菜鳥(cainiao)は好調で、売上は116億元。前年比50%増加している。
アリババは、この実績を受け、業績発表と同時に、自社株購入プログラムを100億ドルから150億ドル規模に拡大する計画を発表した。
しかし、今年に入り、政府の制裁だけでなく、猥褻スキャンダルで社内の様々な問題が暴露されているアリババは、中国EC最大手と言えど、けして楽観的には見られないだろう。
テンセント
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