■感染状況
・3人の高齢感染者が死亡。ロックダウンが始まって以来、初の死亡者となった。3人ともワクチン接種をしていなかったため、上海市政府は高齢者のワクチン接種を呼びかけている。
・4月17日の感染者数と無症状感染者数はそれぞれ2,417人、19,831人で、前日より減少。
■企業・生産関連
・上海当局が16日に企業生産再開のガイドラインを公開。メディアから生産再開のシグナルとして取り上げられた。さらにその後、自動車、医薬品、半導体・集積回路など666の重点企業のホワイトリストが公開された。リストに掲載された企業は、防疫条件を満たした場合において、生産の再開が可能としている。この666社のうち、自動車関連の企業は251社で全体の38%を占める。
・パソコンの受託生産世界最大手クアンタの上海工場が一部復活。全体従業員の5%である2,000人の従業員が仕事を再開した。クアンタはMacbookの組み立ても手がけていたため、今回のロックダウンでMacbookの生産に大きな影響を与えた。
・上海自動車グループが18日から試験的に生産を再開。サプライチェーンの状況や、従業員の通勤可否、運送などにおいて調査と分析を行い、生産再開の準備を整える。
・物流の状況改善のため、中央政府は全国統一した通行証の十分な発行数を確保し、PCR検査の結果待ちを理由にした通行止めを禁止すると発表。
■生活関連
・「封控区(直近7日以内に陽性感染者の報告があった区域)」は18日から21日まで毎日1回PCR検査を実施。
・管控区(直近7日以内に陽性感染者の報告がなかった区域)は18日、19日、21日にそれぞれ1回の抗原検査、20日には1回のPCR検査を実施。
・防範区(直近14日以内に陽性感染者の報告がなかった区域)は2回の抗原検査を実施。
・18日から一般医療を受ける必要のある市民が特定のタクシーサービスを利用することが可能に。具体的な予約方法は各団地の管理者へ問い合わせる必要があるが、退院して帰宅する患者(コロナ患者以外)は62580000に電話することでタクシーの予約が可能だ。
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